『トムと波止場の大砲』T.B.オルドリッチ/桝田道也・訳

この作品が無ければトム・ソーヤも生まれなかった！？19世紀アメリカ合衆国で「不良少年もの」というジャンルの開祖となった、トマス・ベイリー・オルドリッチによる半自伝的ユーモア小説『The Story of a Bad Boy』の日本語訳です。アメリカ合衆国北部の町、リバーマスの男子校「テンプル文法学校」へ転校したトム・ベイリー少年は、その地で様々な冒険やイタズラ、恋など経験します。原著は発売されるやいなや版を重ねるヒット作となり、今なお「もう一人のトム」として米国民には広く親しまれています。過去の日本語訳（『悪童物語』 , 『わんぱく少年』など）は英語教材としての抄訳だったり児童向けの翻案でした。本書は全章を省略せずに完訳しています。挿絵は全22枚(724×1024ピクセル。フルカラー)。ファイルフォーマットは ePub3。